概要
APIは、「ソフトウェア同士がやり取りするための窓口」のようなものです。
人間がWebサイトを操作するように、
プログラムが別のプログラムに対して、情報をもらったり、指示を出したりするための仕組みです。
例えるなら、レストランで料理を注文する「メニュー表」や「注文窓口」のようなものです。
正式名称
Application Programming Interface
(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)
略称
API(エー・ピー・アイ)
特徴
- ソフトウェア同士の通信・連携を可能にする仕組み
- 機能やデータを公開・共有するためのインターフェース
- 開発者は内部構造を知らなくても使える
- Web API、OS API、ライブラリ APIなど、種類が豊富
- 再利用性が高く、開発効率を大幅に向上させる
- セキュリティ面でも制御可能(キーやトークンでアクセス制限)
具体例
💬 例1:天気情報を取得するアプリ
スマホアプリが「天気API」にリクエストを送ると、APIが天気データを返してくれます。
ユーザーは画面で天気を確認できますが、裏ではAPIが他のサービスからデータを引っ張っているのです。
💬 例2:ログイン機能(Googleログインなど)
あるWebサイトで「Googleでログイン」ボタンを押すと、GoogleのAPIと通信して認証情報を取得しています。
開発者はGoogleの仕組みをすべて理解しなくても、APIを使うだけで実装可能です。
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
REST API | Web APIの代表的な形式。URLとHTTPメソッド(GET, POSTなど)で操作。 |
エンドポイント | APIでアクセスできる機能の入り口(URL)。例:/weather/today など。 |
リクエスト | クライアント(利用側)からAPIに送る指示やデータ。 |
レスポンス | APIから返ってくる結果。通常はJSON形式など。 |
アクセストークン | APIの利用者を識別し、アクセス制限をかけるための「鍵」のようなもの。 |
JSON(ジェイソン) | APIでよく使われるデータ形式。人にもプログラムにも読みやすい。 |
SDK | APIを使いやすくするためのツールやライブラリのセット。 |