概要
バリデーションとは、入力されたデータが正しい形式や条件に合っているかを確認する仕組みのことです。
Web開発やシステム開発において、ユーザーの入力値や外部から受け取ったデータをチェックし、
不正な値や想定外のエラーを防ぐために使われます。
正式名称
Validation(バリデーション)
略称
特になし
特徴
- 入力値チェック:ユーザーが入力した値(メールアドレス・電話番号・日付など)が正しいかを判定する
- エラー防止:システムに不正データが入らないようにする
- セキュリティ強化:SQLインジェクションやXSSなどの攻撃対策の一部になる
- ユーザビリティ向上:入力ミスをその場で知らせ、正しい形式を案内できる
具体例
- メールアドレスの確認
example@domain.com
の形式になっているかをチェックする - 必須入力チェック
名前やパスワードなどが空欄で送信されていないか確認する - 文字数制限
パスワードは8文字以上、255文字以下など - 数値範囲
年齢は0以上120以下か - 日付の妥当性
2025-02-30 のような存在しない日付を弾く
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
サニタイズ (Sanitize) | データを安全な形式に整える処理 |
エスケープ (Escape) | 特殊文字を無害化する処理 |
入力チェック | バリデーションとほぼ同義で使われる |
例外処理 | バリデーションエラー時に発生する処理フロー |
フォーム | ユーザーが入力するUI要素、バリデーションの対象となる |