セッションとは

概要

セッションとは、コンピュータやネットワークの分野において、
一定の時間内に行われる一連のやり取りを指します。
主に、ユーザーとシステム(例:Webサイト)との通信のつながりを管理するために使われます。
たとえば、Webサイトでログインしてからログアウトするまでの一連のやり取りが「セッション」です。
セッションを使うことで、ユーザーの状態(誰がログインしているかなど)を一時的に記録できます。

正式名称

Session(セッション)

略称

一般的に略称は使用されませんが、文脈によっては「セッションID」や「セッション管理」などと略して使われることがあります。

例:

  • セッションID
  • セッションタイムアウト

特徴

  • ユーザーとシステムの一時的な接続状態を管理する仕組み
  • Webアプリケーションで多用される
  • 通常はセッションIDで識別される
  • 一定時間操作がないと終了(タイムアウト)することが多い
  • ユーザーの情報(ログイン状態など)を一時的に保持できる
  • Cookieやサーバー側の記録で管理される

具体例

  1. Webサイトのログイン
     ユーザーがログインすると、そのユーザーに対してセッションIDが割り当てられ、誰がアクセスしているかを識別できるようになります。ログアウトするか、一定時間操作しないとセッションは切れます。
  2. ショッピングカート機能
     ネット通販で商品をカートに入れると、ページを移動してもカート内の商品が維持されます。これはセッションを使って、ユーザーのカート情報を一時的に保存しているからです。

関連用語

用語解説
Cookie(クッキー)ブラウザに保存される小さなデータ。セッションIDの保存などに使われる。
セッションID各セッションを識別するための一意のID。
セッションタイムアウト一定時間操作がない場合にセッションを自動的に終了させる仕組み。
ログインセッションユーザーがログインしてからログアウトするまでの間のセッション。
ステートレス(Stateless)通信ごとに状態を持たないこと。
HTTPはステートレスなのでセッションで状態を管理する。

タイトルとURLをコピーしました