スケーラビリティとは

概要

スケーラビリティとは、
システムやサービスが利用者や処理量の増加に応じて性能や規模を柔軟に拡張できる能力を指します。
IT業界では、Webサービスやアプリケーションが急速にユーザーを獲得した際にも、
安定した動作を保つために重要な概念です。

正式名称

Scalability(スケーラビリティ)

略称

特になし

特徴

  • 柔軟性:負荷に応じて処理能力を増減できる
  • コスト効率:必要なリソースだけを追加することで無駄を減らせる
  • 可用性向上:利用者数が急増してもサービスを停止せず対応可能
  • 段階的拡張:初期は小規模で始め、大規模化に合わせて拡張できる

具体例

  • Webサービス:ECサイトでセール開催時にアクセスが急増しても、サーバーを追加して処理落ちを防ぐ
  • クラウド環境:AWSやGCPで自動スケーリングを設定し、トラフィックに応じてサーバー数を増減
  • データベース:ユーザー数が増えた際に、シャーディングやレプリケーションを行い高速化

関連用語

用語解説
スケールアップ(Scale Up)1台のサーバーの性能を高める(CPUやメモリを増強)
スケールアウト(Scale Out)複数台のサーバーを追加して全体の処理能力を向上
クラウドコンピューティング必要に応じてリソースを動的に追加可能な仕組み
可用性(Availability)システムを止めずに稼働し続ける能力

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