概要
CDNは、
Webサイトや動画、画像などのコンテンツをインターネット上の複数のサーバーに分散して配信する仕組みです。
ユーザーに最も近い場所のサーバーからコンテンツを届けることで、
表示速度の向上やサーバー負荷の軽減を実現します。
正式名称
Content Delivery Network(コンテント・デリバリー・ネットワーク)
略称
CDN(シー・ディー・エヌ)
特徴
- コンテンツを複数のサーバーにキャッシュして配信
- ユーザーに近いサーバーから配信するため表示速度が速い
- アクセスが集中してもオリジンサーバーへの負荷が軽減
- DDoS攻撃などのセキュリティ対策にも効果的
- グローバルに対応(世界中どこでも高速配信)
具体例
たとえば、ある日本の会社のWebサイトがアメリカのユーザーからアクセスされた場合、
アメリカにあるCDNサーバーからページを配信することで、日本のサーバーにアクセスするよりも早くページが表示されます。
📷 動画配信サービス(例:YouTube)や
🌐 大規模なWebサイト(例:Amazon、楽天)でもCDNが使われています。
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
キャッシュ | 一度取得したデータを一時的に保存し、再利用する仕組み。高速表示に使われる。 |
オリジンサーバー | 元となるコンテンツを保有している本来のサーバー。CDNはこのサーバーの代理的役割を果たす。 |
エッジサーバー | ユーザーに近い場所にあるCDNの配信サーバー。高速にコンテンツを提供。 |
レイテンシ | 通信にかかる時間や遅延。CDNによって短縮される。 |
トラフィック分散 | 通信量を複数のサーバーに分けて処理すること。サイトの安定性を保つために重要。 |