概要
コンポーネントとは、全体を構成するための「部品」や「構成要素」のことです。
特にソフトウェア開発や電子機器、Web制作などの分野でよく使われます。
複雑なシステムを小さな部品に分けて、それぞれを独立して作ったり、再利用したりするための考え方です。
正式名称
Component(コンポーネント)
略称
特になし
特徴
- システムやアプリの部品単位として扱える
- 他の部品と独立して設計・開発できる
- 再利用性が高い(同じ部品を別の場面でも使える)
- 保守性が高い(不具合の修正や改善がしやすい)
- UI開発においては、ボタンやナビゲーションなどの見た目と動きのセットとして使われる
具体例
▶ ソフトウェア開発
- 「ログインフォーム」や「検索バー」は、それぞれ別のコンポーネントとして設計される
- Reactなどのフレームワークでは、UIを「コンポーネント」で分けて構築するのが一般的
▶ ハードウェア(電子機器)
- コンデンサやトランジスタなどの電子部品も「コンポーネント」と呼ばれる
▶ Web制作
- ヘッダー、フッター、メニューなど、ページ内の部品をHTMLやCSSで「コンポーネント化」する
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
モジュール(Module) | コンポーネントと似た意味。システムの機能単位のまとまり。 |
UIコンポーネント | ボタンや入力欄など、ユーザーインターフェースの部品。 |
再利用性(Reusability) | 一度作ったコンポーネントを他の場所でも使える性質。 |
保守性(Maintainability) | コンポーネント単位で修正や更新がしやすいこと。 |
ライブラリ(Library) | 複数のコンポーネントや機能をまとめたセット。 |