概要
Cookie(クッキー)とは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに一時的に保存する小さなデータのこと。
主に、ログイン状態の維持、ユーザー設定の保存、アクセス解析などに使われます。
正式名称
HTTP Cookie(エイチティーティーピー・クッキー)
略称
Cookie(クッキー)
特徴
- ブラウザに一時的に保存される小さなデータ
- サイトごとに発行・管理される
- 有効期限を設定できる(セッション終了まで or 長期間保存)
- 同じサイトにアクセスするたび、自動的に送信される
- 個人情報は含まれないが、組み合わせで個人を特定可能な場合もある
- プライバシー保護の観点で規制対象になることがある(例:GDPR)
具体例
- ショッピングサイトのカート情報
→ 一度入れた商品が、次に開いてもカートに残っている - ログイン状態の保持
→ 次に訪れたときもログイン状態を維持 - 言語設定の保存
→ サイト表示が前回選んだ日本語のまま表示される - アクセス解析
→ Google Analyticsなどで訪問回数や時間帯を記録
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
セッション(Session) | Cookieと連携し、一時的なユーザー情報を管理する仕組み |
ローカルストレージ(Local Storage) | ブラウザに保存される別の形式のデータ。Cookieより大容量で長期保存向き |
トラッキング(Tracking) | Cookieを利用してユーザー行動を追跡すること |
サードパーティCookie | 閲覧中のサイト以外が発行したCookie(広告会社など) |
ファーストパーティCookie | 閲覧中のサイト自身が発行したCookie |
GDPR | EUのデータ保護規則。Cookie利用にも制限を課している |