概要
Laravelは、PHPでWebアプリケーションを効率よく開発するためのフレームワークです。
「開発者にとって美しく、シンプルで、かつパワフルなコードを書くこと」を目的として作られており、
ルーティング、認証、データベース操作など、Web開発に必要な機能を最初から備えています。
正式名称
Laravel（ララベル）
略称
特になし
特徴
- PHP製のMVCフレームワーク
- 美しいコードと設計を重視（クリーンで見やすい構文）
- ルーティング、認証、バリデーションなどの機能が標準搭載
- データベースと連携しやすい（Eloquent ORM）
- Composerで簡単にパッケージ管理が可能
- Blade（ブレード）テンプレートエンジンでHTMLを効率よく作成
- テスト機能も標準で搭載
- コミュニティが活発でドキュメントが豊富
具体例
たとえば、会員登録機能付きのブログサイトを作る場合でも、Laravelなら以下がすぐにできます：
- ユーザー登録＆ログイン機能（
php artisan make:authで一発） - 投稿一覧ページのルーティング設定
- Bladeテンプレートで記事の表示
- Eloquentで記事データの保存・取得
つまり、「ゼロから全部作る必要がない」から、開発スピードが速いのです。
関連用語
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| PHP | Laravelのベースとなるプログラミング言語。Web開発に広く使われている。 |
| MVC | 「Model」「View」「Controller」の略。アプリの構造を整理する考え方。 |
| フレームワーク | Webアプリ開発に必要な機能をまとめて提供するツール。開発効率が上がる。 |
| Blade | Laravel専用のテンプレートエンジン。HTMLにPHPを簡単に組み込める。 |
| Eloquent ORM | Laravelに搭載されている、データベース操作用の仕組み。直感的なコードでDB操作可能。 |
| Composer | PHPのパッケージ管理ツール。Laravelの導入や拡張に使う。 |
| artisan（アーティザン） | Laravel専用のコマンドラインツール。コード生成などができる。 |