概要
ミドルウェアとは、
アプリケーションソフトウェアとOS(オペレーティングシステム)の間に位置し、
両者をつなぐ役割を持つソフトウェアのことです。
アプリ開発者が低レベルなOS機能を直接扱わずに済むように、便利な機能や共通処理を提供します。
正式名称
Middleware(ミドルウェア)
略称
特になし
特徴
- 仲介役:アプリケーションとOSの間に入り、橋渡しを行う
- 共通機能の提供:データベース接続、通信、セキュリティ、トランザクション処理など
- 開発効率の向上:開発者はアプリ本来の機能実装に集中できる
- 再利用性:複数のアプリケーションで共通して利用可能
- 保守性の向上:共通部分をまとめて管理できる
具体例
- Webサーバ:Apache、Nginx
- アプリケーションサーバ:Tomcat、JBoss
- データベース接続:ODBC(Open Database Connectivity)、JDBC(Java Database Connectivity)
- メッセージング:RabbitMQ、ActiveMQ
- フレームワーク的な位置づけのもの:Spring、.NET Framework
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
OS(オペレーティングシステム) | ハードウェアを直接制御する基盤ソフト |
アプリケーションソフトウェア | ユーザーが直接利用するソフト(例:ブラウザ、会計ソフト) |
フレームワーク | 開発に必要な機能をまとめた仕組み。 ミドルウェアに含める場合もある |
API(Application Programming Interface) | アプリが機能を呼び出すための窓口 |
ドライバ | ハードウェアをOSに接続するためのソフトウェア。 ミドルウェアより下層に位置する |