概要
OGPとは、ウェブページの情報をSNS上で正しく・魅力的に表示させるための仕組みです。
SNSでURLをシェアしたときに、自動でタイトル・画像・説明文が表示されるのはOGPのおかげです。
設定しておくことで、クリック率の向上やブランドイメージの向上が期待できます。
正式名称
Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)
略称
OGP(オージーピー)
特徴
- Facebookが開発した仕様(現在は他のSNSでも対応)
- HTMLの
<head>
タグ内に専用のメタタグを記述して使う - 表示される情報は主に以下の4つ:
- タイトル(og:title)
- URL(og:url)
- 画像(og:image)
- 説明文(og:description)
- 正しく設定することで、SNSでの見た目が整い、信頼感やクリック率アップに貢献
- 設定しないと、SNS側が自動で内容を抽出し、意図しない情報が表示される可能性あり
具体例
例えば、あなたのブログ記事をX(旧Twitter)でシェアするとき:
OGPを設定している場合
このように表示されます
-------------------------
タイトル:初心者向けSEO入門
画像:SEOに関するアイキャッチ画像
説明文:SEOの基本から応用まで分かりやすく解説!
URL:https://example.com/seo-guide
-------------------------
OGPを設定していない場合
見た目がバラバラになったり、画像が表示されなかったりします
-------------------------
タイトル:ページタイトルだけ
画像:なし or 関係ない画像
説明文:最初の数行だけ or なし
-------------------------
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
メタタグ | HTMLに埋め込まれる情報。OGPもこの一種。 |
SNSカード | OGPによってSNS上に表示されるサムネイル付きのリンク表示。 |
Twitterカード | Twitter独自のOGPのような仕様(互換性あり) |
SEO(検索エンジン最適化) | 直接関係はないが、OGPはクリック率に影響するため間接的にSEO効果あり |
HTML | ウェブページの構造を記述する言語。OGPはHTMLの<head> 内で設定される。 |