概要
ルーティングとは、
ユーザーからのリクエスト(URLやHTTPメソッドなど)を適切な処理(コントローラや関数)に
振り分ける仕組みのことです。
Webアプリケーションやネットワークにおいて、
リクエストが「どの場所に進むか」を決める地図のような役割を持ちます。
正式名称
Routing(ルーティング)
略称
特になし
特徴
- URL と処理内容を結びつける
- HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETEなど)に応じて処理を切り分け可能
- フレームワークやサーバーごとに書き方が異なるが考え方は共通
- 可読性や保守性を高めるために「ルーティング設定ファイル」や「ルート定義」を用意することが多い
- 複雑なシステムではルートをグループ化や名前付けして整理できる
具体例
例1: Laravel(PHPフレームワーク)
// ユーザー一覧ページを表示
Route::get('/users', [UserController::class, 'index']);
// 新規ユーザー登録処理
Route::post('/users', [UserController::class, 'store']);
例2: Express(Node.jsフレームワーク)
// ユーザー一覧を取得
app.get('/users', (req, res) => {
res.send('ユーザー一覧');
});
// ユーザーを追加
app.post('/users', (req, res) => {
res.send('ユーザー追加');
});
関連用語
用語 | 解説 |
---|---|
URL(Uniform Resource Locator) | インターネット上の住所のようなもの。ルーティングで最も重要な要素。 |
HTTPメソッド | リクエストの種類を表すもの。 例: GET(取得)、POST(送信)、PUT(更新)、DELETE(削除)。 |
コントローラ(Controller) | ルートから呼び出される処理を担当する部分。 |
ミドルウェア(Middleware) | ルートにアクセスする前に認証やログ記録などを挟み込む仕組み。 |