概要
SQL(エスキューエル)は、データベースとやりとりをするためのコンピュータ言語です。
主に「データを検索・追加・更新・削除」するために使われます。
多くのシステムやアプリで使われている、基礎的で重要な技術です。
正式名称
Structured Query Language(ストラクチャード・クエリ・ランゲージ)
→ 意味:「構造化された問い合わせ言語」
略称
SQL(エスキューエル)
※かつては「シークェル」と読まれることもありました(SEQUELという旧名称の名残)
特徴
- リレーショナルデータベース(RDB)を操作するための言語
- 英語に近い構文で、初心者にも読みやすい
- 「何をしたいか」を伝える宣言型言語
- 主に「データ操作(検索・挿入・更新・削除)」に使用
- 多くのRDBMS(MySQL、PostgreSQL、SQLiteなど)で利用可能
- 国際標準規格(ANSI/ISO)に準拠している
- 製品ごとに独自の拡張(方言)がある
具体例
データを取り出す(SELECT)
SELECT name, age FROM users WHERE age >= 18;
➡ users
テーブルから name
と age
を、18歳以上の人だけ取得
データを追加する(INSERT)
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('田中太郎', 25);
➡ users
テーブルに「田中太郎(25歳)」のデータを追加
データを更新する(UPDATE)
UPDATE users SET age = 26 WHERE name = '田中太郎';
➡ 「田中太郎」の年齢を26歳に変更
データを削除する(DELETE)
DELETE FROM users WHERE name = '田中太郎';
➡ 「田中太郎」のデータを削除